佐藤 謙一低温工学・超電導学会フェロー

氏名佐藤 謙一
専門分野・
研究テーマ
超電導線とケーブル・マグネット・モータへの応用
出身地愛知県
座右の銘毀誉褒貶は人の世の常、
常に前向き(腐らずに!)
趣味テニス、旅行、食べ歩き
低温・超電導の魅力
  • 超電導は低損失、高密度電流、高磁場、高速性、高感度などの特性を持ち、これらに基づいた新しい機器、システムの生まれる可能性があります。Nb系の金属系超電導線は液体ヘリウム冷却(4.2K)ですが、銅酸化物系の高温超電導線を用いれば、液体窒素冷却(77.3K)や冷凍機伝導冷却と液体水素冷却(いずれも20K)が可能です。
  • 応用分野の具体的な例としては、超電導リニア、直流や交流電力ケーブル(再生可能エネルギーとの連系、都市内・ビル内・鉄道用、水素利用との連携など)、回転機(風力発電機、船舶用、自動車用や産業用モータなど)、磁気分離装置、加速器、MRI(磁気共鳴診断装置)やNMR(核磁気共鳴分析装置)などの高磁場応用、超電導薄膜を用いることによりSQUID(超電導量子干渉計)、エレクトロニクス回路(量子コンピューティング)、などの機器・システムにわたります。
学会・若手研究者への
メッセージ
(1)毎年、自己能力の120%を目指す(4年で倍増: (1.2)4 = 2倍)
(2)担当する技術の極限をイメージし、その実現にチャレンジする
(3)不得意分野の克服
(4)「技術に上下関係・役職関係なし」
(5)依頼されたことは断らない。それが広い世界へ繋がる