出前講義

低温工学・超電導学会では
好奇心溢れる将来有望な皆様のもとにうかがい、無料の出前講義を行っています。
講師陣はこの分野の第一線で活躍する企業・大学の研究者です。

開催概要

高等学校・高等専門学校の教員・学生の皆様を対象に講義を行います。
講義テーマは低温や超電導に関することなら何でもOK!
ご要望をうかがいながら決めていきます。
開催日時・場所等応相談。
費用は無料です。

※ 感染症防止対策にも十分に配慮して実施いたします。
出前講義のご案内[PDF]
出前講義の様子

開催報告

2018年9月27日(木)、愛知総合工科高校専攻科において、基盤強化委員会第1回出前講義を実施した。今回のテーマは「小型冷凍機」であり、専攻科の学生3名がチームで取り組んでいる総合実習「スターリング冷凍機を自作する」においてなかなか低温状態を作り出すことができず、本学会に問い合わせがあったことから実現した。当日は、まず製作中の冷凍機を見学させて頂いて、専門家の立場から様々なコメントやアドバイスを行った。その後、平山(住友重機)が「小型冷凍機の原理と設計」のタイトルで、低温・超電導の魅力から冷凍機の種類や設計、トラブル事例まで、吉田(九州大学)が「断熱技術」のタイトルで、断熱の基本からクライオスタットの基本設計まで講義した。出前講義には、6名の学生が参加し、熱心に講義を聴講するとともに活発な質疑応答が行われた。

出前講義を受講した生徒の一人は、その後遅くまで残って設計を進めていたそうです。大会も近いそうで、しっかりと冷凍機を改良して良い結果を残して頂きたいと思います。また、このような出前講義を通じて低温工学・超電導工学へ関心を高めて頂き、将来本分野を目指す学生が増えることを期待します。最後に、本出前授業の開催にご協力頂いた愛知総合工科高校専攻科の太田先生に深く感謝します。
(三菱電機,大屋正義)

低温工学・超電導学会「基盤強化委員会だより」より抜粋
出前講義を受けたい方、出前講義に興味を持たれた方、まずは事務局までご連絡ください。