Structure and Performance of Nb3Sn Wire Prepared from Sn-Ta Based Alloy
太刀川 恭治, 林 裕貴, 中田 光栄, 佐々木 弘樹, 山口 真弘 （東海大）； 竹内 孝夫 （NIMS）
tacsuper*keyaki.cc.u-tokai.ac.jp
Abstract:Sn-Ta系合金は原料粉末の溶融拡散法によってタイトに凝固させることが出来、これをシートおよびロッドに加工した。シートはジェリーロール（JR）法により、またロッドは多芯法によりNbとの複合体を作成し、線材に加工した。JR法ではNbとSn-Taとの相互拡散により組成の均一な厚いNb3Sn層が生成された。JR法線材は4.2K，22Tで140-150A/mm2のnon-Cu Jcと、中点26.8TのBc2遷移を示した。多芯法線材は4.2K，22Tで約120A/mm2のnon-Cu Jcがえられ、製法としてはJR法より簡単な長所をもっている。