Abstract:　 大型ヘリカル装置（LHD）の建設・運転・実験成功を受けて，LHD型核融合炉FFHRの設計が進められている。LHD型核融合炉のための超伝導マグネットの特徴は，径が大きな連続巻線であること，そして蓄積磁気エネルギーが大きいことである。本研究ではマグネットの冷却方式として，巻線内に挿入した冷却パネルを用いた間接冷却方式の適用可能性について検討している。本報では，間接冷却方式超伝導マグネットに適したアルミ合金複合化超伝導導体の開発状況について報告する。これまでに３種類の導体を試作し通電試験等を行った結果，間接冷却方式の大容量導体として有望であることが分かった。