西村 新 (NIFS);泉 佳伸 , 西嶋 茂宏 (阪大)
nishi-a*nifs.ac.jp
Abstract: 10MGyまでのガンマ線照射を行い、液体窒素中でのGFRPの層間せん断強度(ILSS)の変化を検討した。Short beam法によるILSSの評価では、上部ジグと下部ジグの曲率半径の大きなものを用い、層間せん断破壊が生じやすい条件のもとで実験を行った。元板厚が2.5mmの板から切り出した試験片(板厚2.5mm)では、照射量の増加に伴い、層間せん断破壊から曲げ破壊への遷移が見られた。元板厚が13mmの板から切り出した同形の試験片では、未照射材でも曲げ破壊となり、照射材でも曲げ破壊がほとんどであった。