二ノ宮 晃 (成蹊大);新井 和昭 (産総研); 野 克敏 (原子力機構);石郷岡 猛 (成蹊大)
ninomiya*st.seikei.ac.jp
Abstract: ITER等で利用される大型超電導コイルは、励磁中の状態を細部に亘って正確に把握することが求められる。これには多くの計測素子を各所に多数配置し、常時監視することが必要になる。そして、計測項目が多くなればなるほど、得られた信号を如何に理解し易く表示させるかも重要になる。そこで、著者等は、CADを利用した計測データの可視化について検討している。対象としたコイルは、2000年から3年間原研(現.日本原子力研究開発機構)で実施されたITER用超電導コイルである。これまでの検討事項は、CSモデルコイルおよびNb3Alインサートに取り付けられたAE信号についてオフラインでの検討を行い、その有効性について実施してきた。今回は、これのオンライン化に向けた検討を行うと共に取得したAEデータを用いて、イベント数、積算値、最大値等も同時に解析処理し可視化させるように検討した。これにより、実験とほぼ同時に解析結果も確認できるシステムとした。