清野 寛 , 長嶋 賢 , 荒井 有気 (鉄道総研)
seino*rtri.or.jp
Abstract: 鉄道技術に適用可能な電力貯蔵用フライホイールをターゲットとして,超電導コイルと超電導バルク体を組み合わせた磁気軸受の研究を進めている.フライホイールはエネルギー密度が高く,また,起動停止と負荷応答性といったシステム運用にも優れているが,その一方で,装置の寿命と経済性といった問題もある.本研究は軸受部分に超電導技術を適用することで,機械部品の保守に関する問題,軸受部分の摩擦損失などによる運転効率の低下を解決することを目的としている.講演においては,試作した超電導コイルと超電導バルク体との間に働く電磁力特性について報告する.