ナノロッド形成におけるペロブスカイト構造の重要性

Importance of cubic perovskite structure for nano rod formation


向田 昌志 (九大) ; 一瀬 中 (電中研) ; 甲斐 英樹 (九大) ; 新海 優樹 (住友電工) ; 山田 和広 (九大) ; 松本 要 (九工大) ; 吉田 隆 (名大) ; 堀井 滋 (東大); 喜多 隆介 (静岡大) ; 寺西 亮 , 久恒 善美 , 森 信幸 (九大)
mukaida*zaiko.kyushu-u.ac.jp
Abstract:  1次元自己組織化人工ピンニングセンターは、coated conductorのIc向上に非常に有効である。[1]我々は各種材料を人工ピンニングセンターとしてRE123膜中に導入し、Jcの向上を確認してきた。中でも、膜中で1次元自己組織化人工ピンニングセンターとなる材料に、BaZrO3、BaSnO3、BaWO4、BaNb2O6等がある。ここで、BaZrO3とBaSnO3は立方晶ペロブスカイトであるが、BaWO4とBaNb2O6はそれぞれ、シーライト、タングステンブロンズ構造である。しかしながら、BaWO4もBaNb2O6もRE123膜中で立方晶ペロブスカイト構造を取っていることがわかったので、報告する。