第3回 熱音響デバイス研究会のお知らせ
第3回熱音響デバイス研究会を12月20日に下記の要領で開催します.
【当初アナウンスした日程と1週間ずれています.ご注意ください.】
参加希望の方は琵琶まで下記の申込書を必ずお送り下さい.
(12/15締切)
第3回は,実際の熱音響デバイスの開発に携わっている方に研究紹介をお願いしました.実際の開発現場では,どのような理解に基づいて冷凍機やエンジンが開発されているかを知る機会です.出席者には積極的に討論に参加することを期待します.
日時:2008年12月20日,13:30から17:30まで
場所:東北大学東京分室
サピアタワービルディング 10階
(新幹線東京駅日本橋口−徒歩1分 東京駅八重洲北口−徒歩2分)
http://www.jebl.co.jp/outline/sapiatower/index.html
プログラム:
(1)【招待講演】「77K大型冷凍機開発」
大橋 義正
2004年度〜2007年度にかけて、超電導電力ネットワーク制御技術開発の一環として、大型のスターリング型パルス管冷凍機を開発してきた。その中で、77 K 300 W の冷凍出力を持つ冷凍機を開発した。これらの開発状況の一端を紹介する。また、同開発の中で、日本大学殿との協業で得た、冷凍機の基礎的な評価結果について紹介する。
(2)【招待講演】「低温度差型スターリングエンジンの開発について」
竹内 誠
スターリングエンジンには利用する熱源温度差により高温度差型と低温度差型がある。当社では低温度差型の開発を行っており、その概要を紹介する。低温度差型は伝統的な 高温度差型と異なる設計要件があり、それを満足するために駆動機構や熱交換器に独特の工夫を施している。
(3)【招待講演】「熱音響理論からみた吸・放熱器」
富永昭
(4)【招待講演】「量子統計物理学」
富永昭
ボルツマンの原理に現れた運動論的状態の数の意味が量子物理学により理解され、量子統計物理学が始まった。量子統計物理学の例として、2準位系と理想気体を議論する。金属の自由電子気体モデルから期待される電子比熱が室温の金属では異常に小さいことは電子をフェルミ粒子とみなすことで解決された。
(3)その他
参加希望の方は以下に記入の上,琵琶 (biwa の後に@を付けてamsd.mech.tohoku.ac.jp) までご連絡ください.ご連絡頂いた人数分だけ,会場の入室カードを手配します。(入室カードが無ければ入室することができません.ご注意ください.)申込頂いた方には会場入室の詳細を改めてご連絡します。
*申込締め切り:12/15(月曜日)
----------------------------------------------
第3回「熱音響デバイス研究会」参加申込書
名前(よみ):
所属:
連絡先電話:
電子メール:
----------------------------------------------
ご不明な点は琵琶までお問い合わせください.また過去の研究会などについては以下をご覧下さい.
http://www.amsd.mech.tohoku.ac.jp/thermoacoustics/home.html