Cryogenic separation of hydrogen from pyrolysis biomass gas
渡邊 遼茉, 林 匠, 西田 凌, 日野 広生, 小田 靖久 (摂南大); 仲村 直子 (NIFS)
Abstract:植物バイオマス資源を高温で熱分解すると、その主成分であるセルロースから水素が分離され、燃料としての利用が期待できる。しかし、熱分解ガスには多種のガス成分が含有されるため、燃料としての利用には水素の分離が不可欠である。摂南大学では深冷分離による熱分解ガスからの水素抽出を行うべく、液体窒素温度にある予冷・分離回路で熱分解ガスから水素を抽出する試験を行った。その結果、当初の熱分解ガスより高い水素濃度が得られることを確認した。