JT-60SA 超電導コイルにおける高電圧保護のためのホットスポット温度評価

Estimation of Hot-spot Temperature for High Voltage Protection in JT-60SA Superconducting Coils


園田 翔梧, 村上 陽之, 濱田 一弥 (量研機構); Zani Louis (Fusion for Energy)


Abstract:JT-60SAのプラズマ運転完了後に実施した真空・極低温の運転条件における耐電圧試験の結果、3.2kV程度で放電が発生することが確認された。最大運転電流(20kA)においてクエンチ保護動作を行う場合、遮断抵抗器により超電導コイルのターミナル間に耐電圧を超える電圧が発生し、放電が発生する可能性がある。そこで、遮断抵抗を下げることを検討しているが、超電導コイルの温度上昇を考慮する必要がある。
 本発表では、遮断抵抗の値を変化させた際の超電導コイルのホットスポット温度を評価した結果について報告する。