Faro shuffle接続法を用いた積層高温超電導導体間における接続抵抗の評価

Evaluation of Connection Resistance between Stacked REBCO tapes using Faro Shuffle Joint Technique


小野寺 優太, 成嶋 吉朗, 柳 長門 (NIFS); 宮澤 順一, 後藤 拓也, 中村 誠, 金田 健一 (ヘリカルフュージョン)


Abstract:核融合炉用の積層REBCO導体間の接続には、枚数の多さから簡易的でかつ低抵抗な接続方法の確立が求められる。我々はREBCO線材表面を酸洗いし、超電導面を向かい合わせて積層した後、ボルト締めによる圧着力のみで接続する新たな手法(ファローシャッフル接続法)を提案した。数枚のREBCO線材を用いて接続方法の最適化を行い、60枚積層した実導体中での通電特性の試験によって接続抵抗値を評価した結果、簡便な手法にも関わらず接続部の抵抗率は170 [nΩ/cm2] @20 Kであることがわかった。接続方法及び評価結果の詳細については当日報告する。