Evaluation of pulse-field magnetization characteristics of a bulk magnet with specially shaped soft-iron yokes
横山 和哉 （足利大）； 岡 徹雄 （芝浦工大）
Abstract:REBCOバルク磁石の発電機・モータ応用において，機器の小型・軽量化が重要である。また，磁化方法においてはオンサイトで，瞬時に着磁できるパルス磁化法（PFM）が実用的であると考える。通常のPFMでは，パルス幅が数ms～数十msと短いために小さな磁場しか捕捉できない。そこで，軟鉄ヨークを用いてパルス幅を延ばすことによって，バルク体に効率的に磁場を捕捉させることができる。ただし，軟鉄ヨークを大きくすれば捕捉磁場は大きくなるが，一方で装置が重量化してしまう。本研究は，軟鉄ヨークの形状を工夫することにより，捕捉磁場を維持しつつ，装置の軽量化を図ること目的とする。これまでに，従来用いてきた円柱型のほかに円筒型，クロス型について検討を行ってきたが，本文ではY字型及び八足型の軟鉄ヨークを考案し，それらを用いたパルス着磁実験の結果を報告する。