Investigation of significant improvement in accuracy of superconducting reservoirs and correlation between pin force and accuracy
有田 拳, 小田部 荘司, 宇佐美 雄生, 田中 啓文 (九工大); 松野 哲也 (有明高専)
Abstract:第2種超電導体はリザバーコンピューティングに応用可能であることが認められている。しかし、超電導リザバーは精度向上の面で課題を抱えている。従来、超電導リザバーに乱数時系列データを入力で与える際、その値を一定の時間間隔ごとにパルスのように変化させていた。従来法での予測精度は低くその点が課題となっていた。本研究では前の入力値と次の入力値の間を線形で補完することによりリザバーの入力に対する追従性を高めた。実行するタスクは従来法のときと同様、NARMA2タスクと非線形-メモリタスクとした。結果として、従来法では予測精度(0から1を取りうる)が約0.2程度であったのに対し、本手法では約0.8と大幅な精度向上が見られた。また、ピンに関するパラメータを変化させながら同タスクを行い、最も精度が高くなる値を明らかにした。