Critical current characteristics of PbMo6S8 superconducting bulk prepared by SPS method under high uniaxial pressure
金木 大祐, 内藤 智之 (岩手大)
Abstract:我々はPbMo6S8超伝導体の高い上部臨界磁場Bc2が51 T(4.2 K)に着目し、テスラ級バルク磁石としての可能性を明らかにしようとしてきた。2023年春の学会では、Nb箔とステンレスカプセルを用いたPbMo6S8超伝導バルク体の作製方法を提案し、臨界電流密度特性について報告した。しかし、充填率が60%台と低く、得られたJcも10^4A/cm2級程度であったことから充填率の向上が不可欠である。そこで、本研究では放電プラズマ焼結法を用いてPbMo6S8超伝導体を作製し、充填率と臨界電流密度特性の相関について報告する。