SCSCケーブルの研究開発の進捗(2024年秋)(7):磁化法によるマルチフィラメント高温超伝導線の臨界電流測定

Progress of R&D of SCSC cable in autumn 2024 (7): Critical current measurement of multifilament coated superconductors by measuring the magnetic field distribution.


高山 茂貴, 坂本 渓太, 阿部 格, 宇都 達郎, 戸坂 泰造, 下之園 勉, 野中 利昭 (東芝ESS); 福井 聡 (新潟大); 藤野 正人, 高橋 明, 曽我部 友輔, 雨宮 尚之 (京大)


Abstract:SCSC cable (Spiral Copper-plated Striated Coated-conductor
Cable)と名付けられた高温超伝導ケーブル(集合導体)には交流損失低減のため、線材内部の超伝導薄膜を幅方向に細く分割しマルチフィラメント化したREBCO線材が適用されている。このマルチフィラメント高温超伝導線材の特性評価のために臨界電流測定を実施すると磁化法による測定結果が通電法による測定結果に比べ著しく小さくなることが明らかとなった。本発表では磁化法による測定の分析結果について報告する。