SCSCケーブルの研究開発の進捗(2024年秋)(4):スパイラル導体で巻かれたコイルを対象とする数値電磁界解析モデルに関する検討

Progress of R&D of SCSC cable in autumn 2024 (4): Numerical electromagnetic field analysis models for coils wound with spiral coated conductors


林 遼一, 曽我部 友輔, 雨宮 尚之 (京大)


Abstract:スパイラル導体(CORCケーブルやSCSCケーブルなど)は、回転機巻線や加速器用マグネットといったコイル形状で使われることが考えられる。このような場合、これまでに我々が開発してきた直線状スパイラル導体を対象とする電磁界解析モデルとは異なり、導体の曲がった形状や、隣接ターンの影響を考慮する必要がある。我々は、このような対象のモデル化手法について検討したので、これを報告する。