Numerical simulation of pulsed-field magnetization of REBCO bulk magnet with c-axis inhomogeneity
Shang Jiahao, Tendongafac Regobert, 横山 和哉 （足利大）； 岡 徹雄 （芝浦工大）
Abstract:
バルク磁石は小型・軽量な装置で強磁場を発生できるため，大型風力用の発電機，航空機や大型船舶用の電気推進装置等への応用が検討されている。それらの応用においては，オンサイトにおいて短時間で作業できるパルス着磁（PFM）が有効である。一方で，捕捉磁場が磁場中冷却法より低いため，PFMで捕捉磁場の改善が必要である。これまで，実験によりパルス着磁特性を評価してきたが，時間的・経済的な問題から数値解析が必要である。近年，本研究室のパルス着磁システムに基づく数値解析モデルを作成し，実験と同じ条件で数値シミュレーションを行ってきた。さらに，REBCOバルク体のGSBとGSRの不均一性を考慮した詳細な解析も行っている。本文は，c軸方向の不均一性を考慮したPFMの着磁シミュレーションを行った結果を報告する。