量産評価用ジョイントテスト装置の開発

Development of joint test equipment for mass production evaluation


横山 彰一, 永濱 秀明, 福山 和宏 (JASTEC)


Abstract:NMR超電導マグネットには多くの種類の超電導線が用いられており、それぞれに超電導接続を施している。現在の超電導接続にはPb合金ハンダを用いているが今後、環境負荷低減の観点から新たな超電導接続が開発、適用されることが想定される。今後、マグネットの超電導接続全種類を相当数評価することを想定し、試料ホルダを工夫することで複数同時かつ短時間で超電導接続(ジョイント)テストが行える装置を開発した。本装置は、最大4個同時測定ができ、1条件が10分で10-13Ωオーダーを判定できる。また、試料の印加磁場として並行と垂直磁場で評価できるコイルを用意し、実装条件に合わせた評価ができる。現行ジョイント試料で本装置の性能評価を行い良好な結果が得られたので報告する。