The effect of very large BaHfO3 additions on the microstructure and superconducting properties for TFA-MOD (Y0.77Gd0.23) Ba2Cu3Oy CCs
青砥 慶典, 鈴木 匠, 三浦 正志 (成蹊大)
Abstract:MRIや航空機用モーターなどの応用に向けてREBa2Cu3O7-δ(REBCO)超伝導線材の磁場中臨界電流密度(Jc)の向上が求められている。我々は、これまでTFA-MOD法を用いて(Y,Gd)BCO線材にBaHfO3(BHO)を導入することで高い磁場中Jcを得ることに成功してきた[1,2]。特に、添加量12vol.%の(Y,Gd)BCO+BHO線材は、高密度なBHOナノ粒子を有するため、最も高い磁場中Jc特性を示す。本研究では、さらに添加量を増やした+16vol.%BHO線材を作製し、添加量が微細構造や超伝導特性に及ぼす影響について明らかにすることを目的とした。当日は、+16vol.%BHO線材の詳細な微細構造と超伝導特性について発表する。
[1] M. Miura et al., NPG Asia Materials 9 (2017) e447.
[2] M. Miura et al., NPG Asia Materials 14 (2022) 85.