ポインティングベクトルを用いた高温超伝導誘導同期モータにおける電気-機械エネルギー変換過程の解析的検討

Analytical Study of Electromechanical Energy Conversion Process in High Temperature Superconducting Induction/Synchronous Motor using Poynting Vector


中村 武恒 (京大)


Abstract:我々は,かご形誘導機の回転子かご形巻線を高温超伝導化する高温超伝導誘導同期モータの研究開発を行っている。本講演では,同回転機の効率and/or出力密度究極値の明確化を目標として,その電気-機械エネルギー変換過程を電磁気学&回転座標系変換に立ち戻った第一原理的手法によって検討した。即ち,同変換が行われる固定子-回転子間のエアギャップ部に着目し,変換の主役である磁束の時空間変調からポインティングベクトルを求め,回転子へのエネルギーフローと出力特性の関係を解析的に検討したので報告する。