Investigation of the Trapped Magnetic Field by Finite Element Method towards Fabrication of Larger MgB2 Bulks by MVT Process
池田 直生, 田中 里佳, 白旗 知暉, 山本 明保, 川﨑 玲 (東京農工大)
Abstract:MgB2バルク作製手法の一つであるMVT法[1,2]は、ホウ素源ペレットに対してマグネシウムの金属蒸気を輸送・拡散させることで高純度なMgB2バルクを得る手法である。私たちは、熱処理時に高圧力印加が不要である点に着目をして、大型化に向けた検討を行っている[3]。本研究では、MVT法で作製したMgB2バルクの捕捉磁場特性について、実験的手法に比べて時間・コスト面で優位な計算的手法である電磁界解析を用いて、サイズ・形状変化時の捕捉磁場を検討した。臨界電流密度の磁場依存性にMVT法で作製されたMgB2バルクから得られた実験データを用いて計算を行った。
(1) Y. Sanogawa et al., J. Japan Inst. Met. Master, 83, 9, 341-345 (2019).
(2) 田中里佳ら、第101回春季低温工学・超電導学会、講演概要集p. 78 (2021).
(3) 白旗知暉ら、第83回応用物理学会秋季学術講演会 22p-A302-5 (2022).