SCSCケーブルの研究開発の進捗(2022年秋)(6):銅複合多芯薄膜線材の熱暴走解析と実験の比較

Progress of R&D of SCSC cable in fall 2022 (6): Comparison of simulations and experiments of thermal runaways in copper-plated multifilament coated conductors


曽我部 友輔, 沈 靖宇, 雨宮 尚之 (京大)


Abstract:薄膜高温超伝導線を多芯化し銅分流層を複合した銅複合多芯薄膜線材は、あるフィラメントが常伝導転位した場合に他のフィラメントへの分流が可能となることから、クエンチ・熱暴走に対するロバスト性が高い線材として期待される。しかし、分流現象が発生した場合に線材幅方向の電流による付加的なジュール発熱が発生するなど、モノフィラメント線と比較して複雑な熱的現象が発生する。我々は、銅複合多芯薄膜線材を対象とした熱-電磁界連成解析手法を構築し、人為的に欠陥を生じさせた線材を対象とする実験結果と、同様の条件における解析結果を比較した。