PLD及びTFA-MOD法で作製したREBa2Cu3O7-δ線材の超伝導特性

Superconducting properties for REBa2Cu3O7-δ coated conductors fabricated by PLD and MOD


齋藤 寛晃, 原 由子, 鈴木 匠 (成蹊大); 衣斐 顕, 和泉 輝郎 (産総研); 三浦 正志 (成蹊大)


Abstract:TFA-MOD法やPLD法で作製したREBa2Cu3O7-δ(REBCO)超伝導線材は、高い磁場中臨界電流密度(Jc)を有していることから、MRIやNMRなどのマグネット応用などが期待されている。今回我々は、異なる成長様式であるTFA-MOD法及びPLD法を用いて作製したREBCO線材における結晶性やナチュラル欠陥などの違いが超伝導特性に及ぼす影響について詳細に検討した。その結果、面内配向性やナチュラル欠陥の違いが異なる磁場中超伝導特性の要因であることが明らかになってきた。当日は、微細構造や超伝導特性について詳細に報告する。