永久電流400 MHz (9.39 T) LTS/Bi2223 NMRの開発 ~ Bi2223内層コイルの4 K単体試験特性 ~

Development of a persistent current 400 MHz (9.39 T) LTS/Bi2223 NMR - test results of a Bi2223 inner coil at 4 K -


武田 泰明 (理研); 末富 佑 (千葉大); 中井 優亨 (青学大); 松竹 優一, 谷貝 剛 (上智大); 朴 任中, 柳澤 吉紀 (理研); 元木 貴則, 下山 淳一 (青学大); 濱田 衞, 斉藤 一功 (JASTEC)


Abstract:我々は、JST未来社会創造事業大規模プロジェクト型「高温超電導線材接合技術の超高磁場NMRと鉄道き電線への社会実装」において、永久電流1.3 GHz (30.5 T) LTS/HTS (REBCO-Bi2223) NMRの開発実証を目指している。これに向けた重要な技術開発として、これまでに我々が本学会で報告してきたBi2223線材間の超伝導接合を使ったBi2223内層コイルによる、世界初となる永久電流400 MHz (9.39 T) LTS/Bi2223 NMRの実現を目指している。本講演では、接合のIc-B特性やマグネット構造などからコイルに要求される技術的条件を整理するとともに、Bi2223内層コイルの4 K自己磁場下における永久電流特性を報告する。

謝辞:本研究はJST未来社会創造事業 JPMJMI17A2の支援を受けたものである。