Bench / pilot scale experiment for applying magnetic activated sludge process to pickles factory wastewater treatment
小笹 峻諒, 直井 裕哉, 大島 瑛美, 酒井 保藏, 荷方 稔之, 六本木 美紀 (宇都宮大)
Abstract:磁化活性汚泥法は活性汚泥に磁性粉を加えることで処理した水と微生物を磁気分離によって固液分離できる水処理法である。原則として微生物の増殖と自己消化をバランスさせて余剰汚泥引抜きを行なわない。低負荷条件(0.3~0.5kg/(m3・d))ではバランスする汚泥濃度が15.000mg-VSS/L以下で運転でき、維持管理の負担が軽減できることがパイロットプラントによるオンサイト試験で示唆された。一方通常の活性汚泥法の負荷条件(0.5~1.0kg/(m3・d))ではバランスする汚泥濃度が高くなりすぎる課題があった。ベンチスケール実験で実排水を用いて詳細な検討を行った結果、負荷1.0kg/(m3・d)では1%/dの汚泥引き抜きにより、負荷0.6kg/(m3・d)では汚泥引き抜きなしでバランスする汚泥濃度が運転可能な範囲に抑制でき、良好な水処理が行えることが確かめられた。