航空機用電動推進システムにおける超電導限流器導入の効果

Effects of introducing superconducting fault current limiters in electric propulsion system for aircraft


〇斉藤 央樹, 寺尾 悠, 大崎 博之(東大)


Abstract:航空機由来のCO2排出量低減のために、航空機推進システムの高効率化が求められており、その手法の一つとして推進システムの電動化が検討されている。これらのシステムは、送電効率の面から直流系統で構成される場合がある。その一方で、短絡事故が発生した際に直流系統では遮断が難しいこと及び、遮断器の動作までに短絡電流が増大する可能性がある。これらの解決策として遮断器の前への抵抗型超電導限流器の挿入を検討している。本講演では、抵抗型超電導限流器を電動航空機推進システムへ導入した際の、短絡電流抑制効果を検証した結果について報告る。