Filling ratio dependence of time variation of pressure inside liquid hydrogen tank
〇永廣 衛,松田 竜之介,武田 実,前川 一真(神戸大);嶋根 義親(トヨタ自動車)
Abstract:将来的な水素インフラ技術の確立に向け、タンク内部の観察および液面・温度・圧力変化について調べている。特に、液体水素を充填したタンクの内部圧力が、入熱を受けてどのように時間変化するかに重点を置き、計測・解析を行うと共に、タンク内部圧力変化予測式の構築を行った。液体水素の充填率をパラメータとして圧力の時間変化を調べたところ、充填率75%での試験では、タンク内部圧力が0.4MPaGに到達するまでの時間が、他の充填率(50、25、10%)と比較して最も短くなった。また、充填率25、10%の試験では、0.4MPaG到達時点の液面高さが、蓄圧開始時点での液面高さを下回る事が確認された。圧力変化予測式の構築においては、成層状態では充填率25%、飽和状態では充填率75%での実験結果と近い予測式が得られた。