放電プラズマ焼結法によるKドープBa122多結晶バルクの合成

Synthesis of K-doped BaFe2As2 polycrystalline bulks by spark plasma sintering


德田 進之介, 藤井 陸太 (東京農工大); 嶋田 雄介 (東北大); 波多 聰 (九大); 山本 明保 (東京農工大)


Abstract:鉄系超伝導体の一種であるBaFe2As2(Ba122)は強力磁石等への応用が期待される。Ba122多結晶試料を流れる臨界電流は組織欠陥や粒界等により制限されることが知られており、応用に向けて相純度と焼結密度の向上が重要である。本研究では、放電プラズマ焼結法(Spark plasma sintering, SPS)により、焼結温度と焼結時間を制御して、直径10 mm、厚み約1.3 mmの円盤型KドープBa122多結晶バルクを合成し、焼結密度、相純度、微細組織、超伝導特性を評価した。