パウダー・イン・チューブ(PIT)法による7芯MgB2線材の超電導接続

Superconducting joints of power-in-tube processed 7-filamentary MgB2 wires


熊倉 浩明, 滝川 博幸, 松本 明善, 北口 仁 (NIMS)


Abstract:これまでのPIT法による単芯MgB2/Cu線材の超電導接続の結果をベースに、7芯MgB2/Cu線材の超電導接続を試作し、構造・組織と特性を評価した。PIT法で作製した銅安定化7芯MgB2素線材2本の端部を両線材のMg-Bのフィラメント位置(位相)が一致するように斜めに切断し、金属管に向い合せて挿入後プレスして熱処理をする簡便な方法で超電導接続を作製した。接続部の臨界電流Icは線材の臨界電流の50-100%でバラツキがあるものの、かなり良好なIc特性が得られた。