磁化活性汚泥法の負荷変動耐性への磁気分離の寄与

Contribution of magnetic separation to load fluctuation tolerance of magnetic activated sludge method


郟 張銘, 酒井 保藏, 荷方 稔之, 六本木 美紀 (宇都宮大); 松尾 夏奈 (佐野高・附中); 吉成 美緒 (矢板東高・附中); 鷲足 祐香 (宇都宮短大・附中)


Abstract: 磁化活性汚泥法は、活性汚泥に強磁性粉を添加し、磁気力により固液分離を行う水処理法である。磁化活性汚泥法の負荷変動に対する安定性を調べるためゼロ負荷から一転、過負荷運転を行った。汚泥はバルキングしSVIが300 mL/gとなった。沈降分離は不可能になったが、磁気分離であるため、汚泥分離に支障なく運転できた。その後、2か月でSVIは正常値の100 mL/g以下に戻った。この間、流出水の濁度は平均15 NTU、溶存TOCは平均8 mg/Lであった。