超電導ケーブルの臨界電流測定に及ぼす冷却時間の影響

Effect of Cooling Period on Critical Current Measurement of Superconducting Cable


向山 晋一 (古河電工); 松下 照男, 木内 勝 (九工大); 西島 元 (NIMS); 増田 孝人 (住友電工); 青木 裕治 (昭和電線); 中井 昭暢 (日本電線工業会)


Abstract:超電導ケーブルの実用化が進むなかで、ケーブルの試験法に関する国際規格(IEC63075)が国際電気標準会議から発行され、その中で、超電導ケーブルの臨界電流の試験法の規格化が必要事項と記されている。臨界電流の試験法について日本から提案することを本グループで検討を行っていて、前回の本会で、Ic測定に対する電流移転(Current transfer)の影響を報告した。今回は、具体的な規格案を検討する中で、液体窒素で浸漬した後の時間が、Icに影響することを明らかにし、規格としての保持時間を設定するために必要となるデータの取得を行った。