次期ヘリカル型核融合実験装置への適用をめざした20 kA級HTS STARS導体の開発

Development of the 20-kA-class HTS STARS conductor to be applied to the next generation helical device


柳 長門, 寺﨑 義朗 (NIFS); 伊藤 悟 (東北大); 松永 信之介 (総研大); 三戸 利行, 田村 仁, 濱口 真司, 小野寺 優太, 高畑 一也 (NIFS); 橋爪 秀利 (東北大)


Abstract:核融合科学研究所では、約十年後に予定される大型ヘリカル装置(LHD)の実験完了後における将来計画の候補のひとつとして、高温超伝導(HTS)マグネットを有する次期ヘリカル装置を建設することを検討している。これに用いるHTS導体候補のひとつとして単純積層型STARS導体がある。これまでヘリカル型核融合炉FFHRへの適用をめざして開発してきた100 kA級STARS導体の縮小版として、新たに20 kA級導体の設計を行い、開発を始めた。また、この方式の導体の低抵抗機械式接続部についても開発が進展している。これらについて説明する。