Development of a joint resistance evaluation system (3)
小林 賢介, 内田 公, 天谷 宗徳, 北口 仁 （NIMS）
Abstract:超伝導体同士の接合技術は、超伝導線材の応用展開にとって非常に重要である。我々は、超伝導接合を効率よく評価するための接続抵抗評価装置の開発を進めている。本発表では、前回の発表に引き続き、試験測定結果について報告する。
評価可能な抵抗値の範囲を確認するため、実績のあるNbTi超伝導接合を試料として用いた結果、10^-15 Ωの抵抗値が得られた。また、マグネットの永久電流モードに必要となる10^-12 Ω以下かどうかは、1時間程度の測定で判断可能であることが分かった。
当日は、接合部に磁場を印加した測定の結果についても報告する予定である。
本成果は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）事業の委託業務[16100555-0]と、JST未来社会創造事業[JPMJMI17A2]の支援によって得られたものです。