Goldschmidtアルゴリズムを用いた単一磁束量子論理に基づく浮動小数点型除算器の設計と評価

Design and Evaluation of Floating-Point Divider Using the Goldschmidt's Algorithm Based on Single-Flux Quantum Logic


真田 燿嘉, 山梨 裕希, 吉川 信行 (横浜国大)


Abstract:Goldschmidtアルゴリズムを用いた単一磁束量子論理に基づく浮動小数点型除算器の設計と評価を行った。Goldschmidtアルゴリズムは、独立した2つの乗算を繰り返し実行することにより、2次の精度で除算結果を得ることができるアルゴリズムで、ゲートにラッチ機能を有する単一磁束量子(SFQ)論理回路により効率的にパイプライン処理を行い、高速に除算を実行することができると考えられる。Goldschmidtアルゴリズムを用いてSFQ回路により除算器を設計し、その遅延時間、接合数、クロックサイクルの評価を行い、さらにアーキテクチャを変更した場合の遅延時間やスループットの評価を行った。