磁化活性汚泥法の社会実装を可能とする汚泥磁気分離装置の標準化によるプラント設計の簡易化

Simplification of plant design by standardization of magnetic separator that enables social implementation of magnetic activated sludge method


直井 裕哉, 渡辺 紡, 酒井 保藏, 荷方 稔之 (宇都宮大); 弓場 誠, 中 聖一 (NEOMAX エンジニアリング); SAHA Mihir Lal (Dhaka大); 三浦 大介 (首都大)


Abstract:磁化活性汚泥法の実用化に際して、性能を予測できる適切な規模の標準磁気分離装置を提案し、排水の規模に応じてユニットの数を決定することで現時点でもシステム設計や費用試算が可能になると考えた。本研究では標準磁気分離装置ユニットを製作し、ユニットの処理性能を調査した。最もよい処理水質が得られたのはMLVSS6000mg/L,磁性粉/MLVSS=2のとき、流量167m3/d、磁性粉濃度7mg/Lであった。今後は様々な汚泥条件のもと検証を重ねることで標準磁気分離装置ユニットの処理性能をより精査する必要がある。