水処理技術への磁気分離適用の可能性とその実用性

Potential of application of magnetic separation to water treatment process and that practicality


酒井 保藏, 荷方 稔之 (宇都宮大); 三浦 大介 (首都大)


Abstract:近年、磁気分離応用を取り巻く環境は急速に発展しており、磁性粉は数年前の1/5以下で入手可能となり、永久磁石磁気分離装置ではあるが、200m3/日の汚泥分離装置が500万円で入手可能となりつつある。これらの環境変化により、従来、経済性や設計の難しさから、競争の対象とならなかった磁気分離技術が、活性汚泥法、メタン発酵法、凝集分離法、汚泥の濃縮脱水など様々な技術で、従来技術と競合できるようになっている。本発表では、これらの状況と最近の研究成果をまとめて報告するとともに、その先にある、超電導磁気分離技術の適用範囲についても議論する。