Effects of post-annealing and Ca-doping for polycrystalline RE123
下山 淳一, 近藤 真吏, 岡村 行泰, 元木 貴則 （青学大）； 武田 泰明 （東大）； 堀井 滋 （京大）
Abstract:我々はRE123焼結体の微細組織や化学組成制御を通じて、その超伝導特性の最適化を進め、材料化の可能性を探っている。これまでに、焼結密度の制御、還元雰囲気下での後熱処理やCaドープの効果を個別に報告してきたが今回は、後熱処理とCaドープ効果を同時に調べた一連の研究成果について報告する。特に、後熱処理時の雰囲気、温度とCaドープ試料に特徴的な粒界部の転移温度のアニール条件による変化について報告し、RE123材料に共通する臨界電流特性の改善指針について言及する。