MRI用高温超電導高安定磁場マグネットシステム開発(Ⅱ-4)
〜高温超電導線材の断面形状がコイル内磁場分布に与える影響〜

Development of HTS high stable magnetic field magnet system for MRI (II-4)
–Influence of HTS conductor’s cross section on spatial magnetic field distribution in a coil-


山田 祥子, 趙 珈卉, 唐島 智治, 中村 武恒 (京大); 松田 哲也, 横山 彰一 (三菱電機)


Abstract: 我々は、MRI用高温超電導マグネットの最適化設計を実施している。本研究では、遺伝的アルゴリズムによって設計した3 Tホールボディコイルについて、線電流近似による磁場分布と線材断面形状を考慮した有限要素法による磁場分布を比較検討し、当該形状がコイルボア内磁場分布に与える影響を考察したので報告する。なお、本研究開発は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託業務によるものである。