Refrigeration of Superconducting Coil on Seabed for Ship Magnetic Deperming
廣田 惠 (艦磁研)
Abstract:船舶を脱磁し磁気を低減して磁気機雷に対する安全を図る設備として海底に平らに設置する超伝導コイルについて論じる。船舶の脱磁に要する磁場は数mTであるが、100m前後の長さの船舶に離隔して磁場を印加するために約1000mのコイル電線に大電流を流す必要がある。船舶からの離隔の距離として船舶の水面での動揺から水深12mを設定し、海底に最大電流100kAを流す電線3条を設置する超伝導コイルの、電線導体の設計、冷却構造、室温から稼動温度に冷却する時間を算出しこのシステムの技術的な実現性を求めた。