Effect of Warm-up and Cooldown cycles on Current Sharing Temperature of ITER TF Insert Coil
諏訪 友音, 尾関 秀将, 高橋 良和, 松井 邦浩, 河野 勝己, 小泉 徳潔, 礒野 高明 (QST)
Abstract:量研機構は、ITER TFコイル用超伝導導体を用いた導体長約40 mのITER TFインサートコイルを製作し、電磁力サイクルと昇温再冷却が分流開始温度に与える影響を調べるために、実機と同じ運転条件における通電試験を実施した。2016-2017年の試験ではTFインサートコイルに対して昇温再冷却を繰返し行うと分流開始温度が低下し続けることがわかったため、今回、追加の昇温再冷却を行い、分流開始温度の変化を調べた。合計9回の昇温再冷却を行った結果、分流開始温度は約6.2 Kでほぼ変化しなくなった。本講演では、詳細な試験結果を報告する。