LHC高輝度アップグレード用超伝導磁石の開発 (13) - 2mモデル磁石2号機の励磁試験結果 -

Development of Superconducting Magnets for LHC Luminosity Upgrade (13) - Result from the cold test of the 2nd model magnet


鈴木 研人, 飯田 真久, 池本 由紀子, 大畠 洋克, 岡田 尚起, 岡田 竜太郎, 荻津 透, 川又 弘史, 木村 誠宏, 佐々木 憲一, 高橋 直人, 田中 賢一, 中本 建志, 東 憲男 (KEK); Musso Andrea, Todesco Ezio (CERN)


Abstract:高エネルギー加速器研究機構(KEK)ではCERNとの国際協力のもと、次期LHCアップグレードに向けた大口径ビーム分離双極超伝導磁石(D1)の開発を行っており、2017年より新たにモデル磁石2号機の開発を進めている。KEKはこれまでコイル断面の最適化や強固な構造設計を目的としたR&Dだけでなく、クエンチ後のコイル温度の昇温を十分に抑えるための保護ヒーターの設計を行い、これらの2号機への導入を進めてきた。本発表ではこの2号機の1.9Kでの性能試験並びに磁場測定の結果について報告し、3号機開発に向けた展望について発表する。