Fabrication of (Ba,K)Fe2As2 tapes by PIT process -Jc characterization considering future applications-
戸叶 一正 (NIMS); GAO Zhaoshun (IEE-CAS); 松本 明善, 菊池 章弘, 熊倉 浩明 (NIMS)
Abstract:PIT法で作製した(Ba,K)Fe2As2テープ線材のJcは、短試料ではすでに実用化の目標である10^5A/cm2(at 4.2K, 10T)に達している。しかし、本格的応用のためには、まだ解決すべき課題は多い。本研究では特性が最も優れたSUS/Ag(Sn)/Ba-122テープを対象にして、線材長手方向のJcの均一性評価、曲げ試験などを実施して、実用性の予備評価を行った。約1m長さ全体にわたり(5.5~7.2)x10^4A/cm2(at4.2K,10T)の高いJcが保持され、またその高いJcが2~3cmの曲げ径まで保持されることなど、実用化に有望な結果が得られたので報告する。