放射線管理区域に設置された15.5T超伝導マグネット用温度可変インサートの改良

Improvement of variable temperature insert for 15.5T superconducting magnet installed in radiation control area


西村 新 (NIFS); 中本 建志 (KEK); 外山 健 (東北大); 宮田 斉 (JASTEC)


Abstract: 東北大学大洗センターの放射線管理区域に設置されている15.5T超伝導マグネット用温度可変インサートの改良作業を実施した。試料ホルダーの熱は高純度アルミニウムロッドによってGM冷凍機の第2ステージに輸送される構造となっており、今回の改良ではアルミニウムロッドと冷凍機につながる銅板との間の機械的接触を十分に確保し、かつ電磁力作用時の応力集中を緩和する処置を講じた。改良前後の通電試験結果を示し、その効果を示す。