LHC高輝度アップグレード用超伝導磁石の開発 (11) - 2mモデル磁石を用いたクエンチ保護ヒーター試験結果

Development of Superconducting Magnets for LHC Luminosity Upgrade (11) - Quench Protection Study with the 2-m Model Magnet of Beam Separation Dipole


鈴木 研人, 飯田 真久, 池本 由希子, 榎本 瞬, 大畠 洋克, 岡田 尚起, 岡田 竜太郎, 荻津 透, 川又 弘志, 木村 誠宏, 佐々木 憲一, 高橋 直人, 田中 賢一, 中本 建志, 東 憲男 (KEK); MUSSO Andrea, TODESCO Ezio (CERN)


Abstract:欧州原子核研究機構(CERN)はLHC加速器の高輝度化に向けた準備を進めており、最終収束部における磁石群をアップグレードする予定である。これに伴いビーム分離用双極(D1)磁石の超伝導(NbTi)化が必須であり、高エネルギー加速器研究機構(KEK)ではD1磁石実機開発に先立ち、2m長のモデル磁石の開発を行っている。本講演では、D1磁石のクエンチ特性や保護について検討する為に用いたヒーターの試験結果について報告する。