磁気分離を応用した非焼却汚泥処理技術による温室効果ガス削減の可能性

Possibility of greenhouse gas reduction by non-incineration sludge treatment technology applying magnetic separation


石井 将志, 酒井 保藏, 荷方 稔之, 六本木 美紀 (宇都宮大)


Abstract:排水処理から大量の汚泥が発生し、汚泥焼却に伴う燃料の使用やN2Oの発生が温室効果ガスの排出源となっている。我々は、微生物の自己分解を利用し汚泥を焼却せず酸化分解する湿式汚泥処理を検討した。沈降分離では沈降性の悪化する湿式汚泥処理を適用できないが、磁気分離を利用することで適用可能となる。本研究では、ベンチスケール実験装置を用いて汚泥処理速度、汚泥の高濃度化による処理効率の向上などを調べた、磁気分離を用いた湿式汚泥処理プロセスの実用性を検討する。