Development of a persistent NMR using HTS inner coils (2)- Development of a superconducting joint between REBCO wires -
大木 康太郎, 山口 高史, 永石 竜起 (住友電工); 柳澤 吉紀, 前田 秀明 (理研); 加藤 丈晴, 横江 大作, 平山 司 (JFCC); 幾原 雄一 (東大)
Abstract:超電導体の永久電流モード動作はNMRやMRI応用には必須の技術となっており、特に磁場特性に優れるREBCO線材における超電導接合技術の開発が望まれている。REBCOの微結晶を利用したREBO線材の超電導接合を試み、77K、自己磁場で100A以上の接合電流と永久電流モードを実現したので報告する。超電導接合は、線材のREBCO膜上にREBCO微結晶層を形成し、これを他方のRECO線材と張り合わせて機械的な圧力を掛けながら高温で熱処理することにより微結晶層を結晶成長させることで接合を形成した。接続に必要なプロセス時間は、酸素導入処理を含めて24時間以内であり、プロセス時間の短さも特徴の一つである。報告では、接合のI-V特性やヒートサイクルテスト、接合部の断面観察結果等についても議論する。