超電導接合を用いた永久電流1.3 GHz NMRに向けて(2)
〜400 MHz (9.39 T)磁石用REBCO内層コイルの単体試験特性〜

Towards a persistent current 1.3 GHz NMR using superconducting joints (2)
– Test results of a REBCO inner coil with superconducting joints for a 400 MHz (9.39 T) LTS/REBCO NMR –


上野 健志, 山岸 風摩, 高尾 智明 (上智大); 山口 高史, 大木 康太郎, 永石 竜起 (住友電工); 北口 仁 (NIMS); 濱田 衞 (JASTEC); 朴 任中, 柳澤 吉紀, 前田 秀明 (理研)


Abstract:超電導接合を用いた永久電流1.3 GHz NMRの実現に向けた開発の第一歩として、永久電流400 MHz (9.39 T) LTS/REBCO NMR磁石の開発を進めている。HTS線材の超伝導接合を用いたNMR磁石としては世界初である。本報では、REBCO線材同士の超電導接合特性と、それを用いた超伝導接合REBCO内層コイルの単体永久電流試験の相関を報告する。本研究の一部は文部科学省 先端研究基盤共用促進事業の一環として実施した。