NMR用高温超伝導コイルの適応を目指した熱電素子の通電性能の基礎研究

Basic research of thermoelectric element to charge HTS NMR magnets


安部 勇汰 (東工大)


Abstract:熱電素子を利用し, 極度に変動の少ない高電流量電源の開発を目標とする. 当面は, NMRに応用することを考えている. 第一段階として高温超伝導コイルの発生磁場の強さが1T級で, 通電電流値を, 100A以上を考えている. なお, NMRの測定で要求される磁場の時間的な変動は10^(-6)以下である. 本研究では, 高温超伝導コイルに接続したときの熱電素子の出力電流と磁場の時間安定性を明らかにすることを目的とする.