Usefulness of series multistage magnetic separation for magnetic activated sludge process
渡辺 紡, 酒井 保藏 (宇都宮大); 弓場 誠, 中 聖一 (NEOMAXエンジニアリング); SAHA Mihir Lal (Dhaka 大)
Abstract:磁化活性汚泥(MAS)法は活性汚泥を磁気力により分離する、固液分離に特徴のある生物処理法である。我々は都市下水処理のMAS法パイロットプラントの運転を10年以上続けている。本研究では回転ドラム型磁気分離装置を2段にすることで磁気分離のみによる固液分離を達成した。1段目で99.1%、2段目で99.98%の磁化活性汚泥を回収でき、これまで後段に組み込んでいた最終沈澱池が不要となった。最終沈澱池・余剰汚泥引抜なしのMAS法パイロットプラントの運転により、省エネ・省コスト、運転管理の負担軽減、スペースの大幅削減が実証できたのでその結果を報告する。